内容をスキップ

観光庁「観光再始動事業」採択プロジェクト
~国指定名勝「三溪園」にて、重要文化財の特別公開、及び市指定有形文化財(通常時内部非公開)での宿泊体験実証を実施~

2024年3月11日

Park Line推進協議会(以下 当協議会、代表企業:大成建設株式会社、パシフィックコンサルタンツ株式会社)は、横浜市にある国指定名勝「三溪園」における、重要文化財の特別公開、及び市指定有形文化財(通常時内部非公開)での宿泊体験実証による、唯一無二の「滞在型ラグジュアリツーリズム」を企画・プロデュースしました。

今回の事業について

横浜の名園、三溪園は東の桂離宮とも称され、歴史的建造物にとどまらず、四季折々に花の名所として楽しむことができます。当協議会では、地域資源や公共空間を積極的に活用し、にぎわいの創出や回遊性の向上を図る取り組みを推進しています。その一環として、国指定名勝三溪園にて、重要文化財の特別公開と市指定有形文化財での宿泊体験を提供する実証事業を行いました。本事業は、三溪園初の宿泊利用であり、1組限定で行う唯一無二の体験という希少性の高いものですが、当該取り組みを通じ、横浜の歴史的観光資源である名勝・文化財の新たな活用可能性の検証、インバウンド誘客に資する観光コンテンツの造成を図ることを目的として実施しました。なお、本事業は観光庁の「観光再始動事業」による支援制度を活用しました。

三溪園について

三溪園は、実業家の原三溪によって造園された庭園で、国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟の計17棟の歴史的建造物が配置されています。そうした古建築とそれを取り巻く自然環境が一体となった庭園全域は、学術・芸術上、観賞上の価値が高い庭園として国の名勝に指定されています。

当事業の目的
・歴史的観光資源である名勝・文化財の新たな活用可能性検証
・インバウンド誘客観光コンテンツ「滞在型ラグジュアリツーリズム」造成
・文化財維持管理財源の確保等

実施概要

期 間 :2024年1月15日(月)~1月16日(火)
開催場所:三溪園ならびにホテルニューグランド
     ※ホテルニューグランドは入浴機能等を補完するために活用。原家当主との歓談も同ホテルにて催行
     ・三溪園(住所:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1)
     ・ホテルニューグランド(住所:神奈川県横浜市中区山下町 10番地)
実施主体:横浜市
事業事務局:公益財団法人 横浜観光コンベンション・ビューロー
連 携 先 :公益財団法人 三溪園保勝会/Park Line推進協議会/株式会社ルート・  
     アンド・パートナーズ/株式会社tvkコミュニケーションズ
コンテンツ:原家当主との歓談/「梅」をテーマとした特別メニューの提供/
市指定有形文化財「鶴翔閣」での宿泊/重要文化財「春草盧」での茶会/
市指定有形文化財「白雲邸」での煎茶テイスティング/宮大工の技能説明・体験/
国指定名勝『三溪園』の貸切散策・臨春閣の観賞

実施報告

  1. 市指定有形文化財「鶴翔閣」での宿泊体験
    原三溪自身の住まいであり、文化サロンの役割も果たした文化財「鶴翔閣」に、居間・寝室を整備。当時の面影漂う内装を生かし趣ある空間を演出しました。
  2. 横浜ならではのオーベルジュスタイルのガストロノミー体験(真砂茶寮)
    三溪園内にある梅林「臥竜梅」から構想を得た、【梅】をテーマとした特別メニューの企画開発・調理・提供を行いました。
  3. 三種の和の体験プログラムの実施
    園内には複数の茶室があり、中には大正時代に京都から移築されたものもあります。宿泊者様に限り通常内部非公開の茶室や書院にて、原三溪に縁の深い「茶」をテーマにした体験プログラム(①・②)を実施しました。また、三溪園の最大の特徴である歴史的建造物群に関連した宮大工による技術の解説および技能の体験プログラム(③)を実施しました。
    ①重要文化財「春草盧」での茶会(表千家同門会)

    ②市指定有形文化財「白雲邸」での煎茶テイスティング(ブレケル・オスカル企画)

    ③市指定有形文化財「鶴翔閣」での宮大工の技能解説・体験(花升木工)
  4. 夜間庭園散策体験の企画開発
    園内の情緒豊かな夜景を楽しんでいただけるよう夜間の庭園散策体験・ライトアッププログラムを企画しました。閉園後の夜間での散策となるため、ルートについては安全性確保を最優先に、園内各所の自然や文化財のもつ幽玄さ、幻想的な空間を演出しました。

 今回、3名(1組)の方がご体験されました。居室空間の設え、食事、各体験コンテンツなど、「滞在型ラグジュアリツーリズム」企画全般について「大変満足」とのご評価をいただきました。